インフラ材料工学研究室では，インフラ施設に使用されている材料のうち，無機材料，特にコンクリートを研究対象として取り扱っています．コンクリートは様々な環境に曝されていますが，曝される環境ごとに劣化の進行が異なります．劣化の進行はインフラ施設のダメージにつながるため，適切に劣化の速度やメカニズムを把握し，維持管理につなげていくことが重要です．また，近年では脱炭素社会や循環型社会など環境負荷を低減させるような取り組みが活発になっており，このような取り組みに対してもインフラ材料の視点から貢献していくことが望ましいです．当研究室では，これら様々な課題に対して，実験ではナノスケールからマクロスケールといった幅広い視点，計算ではThermodynamic Modellingなどのデータサイエンスを利用して課題解決していくことをミッションとしています．